2025年6月3日、日本の野球界にとってひとつの時代が終わりました。読売ジャイアンツの「ミスター」こと長嶋茂雄さんが、89歳で逝去されました。
選手としても監督としても、多くの日本人に夢を与えた長嶋さん。その一挙手一投足に人々は熱狂し、「天才」「情熱」「国民的英雄」と称されてきました。
そんな長嶋さんの“人間としての魅力”を、今回は人気の性格診断ツール「MBTI」を使って分析してみます。
「直感でプレーする天才?」「熱意でチームを率いたリーダー?」
本記事では、彼の名言や行動からMBTIタイプを予想しながら、あらためてその魅力に迫ります。
1. 長嶋茂雄さんとはどんな人物だったのか?
1-1. デビュー戦でいきなり伝説になった野球人
1-1-1. 衝撃の“4打席連続三振”から始まった
まずお伝えしたいのは、長嶋茂雄さんのプロ野球人生の幕開けが、まさかの“洗礼”だったという事実です。
1958年のプロ初戦、相手は国鉄スワローズの大エース・金田正一投手。
なんと長嶋さんは、この試合で4打席連続三振という結果に終わりました。
ですが、これこそがスターの証明だったのかもしれません。
後に「金田さんの投げた球は全部、消えて見えた」と語る長嶋さんの言葉から、プロの世界の衝撃が伝わってきます。
参考リンク:スポニチアネックス
1-2. プレースタイルがすでに“唯一無二”だった
1-2-1. 魅せるプレーの裏にあった、感覚とひらめき
次に注目すべきは、長嶋さんの独特な打撃スタイルです。
特に「ノーステップ打法」と呼ばれる足を上げない構えは、見た目にもインパクトがあり、多くの少年ファンを真似っこさせました。
本人いわく、「スーッと来た球をガーンと打つ」といった感覚派。
理屈よりも“身体で感じる”プレーを大切にしていたようです。
まさにフィールドの中で「見せる」ことを意識したエンターテイナー型の選手だったといえるでしょう。
1-3. 野球だけじゃない。国民に愛されたその存在感
1-3-1. テレビ・CM・親子出演まで…幅広い活躍
長嶋茂雄さんといえば、野球だけにとどまらず社会的アイコンとしても存在感を放っていました。
CM出演はもちろん、テレビバラエティやニュース番組での発言も注目の的。
その天然な発言が愛嬌となり、老若男女に愛されました。
また、1998年には息子である長嶋一茂さんとの親子共演も実現。
この時代、多くの家庭が“長嶋家”に親しみを持った瞬間だったのではないでしょうか。
2. MBTIとは?16タイプの性格診断とは何か
2-1. 人の性格を“たった4つの軸”でわかりやすく表す
2-1-1. MBTIはどんな診断なの?
MBTI(エムビーティーアイ)は、「Myers-Briggs Type Indicator」の略称です。
アメリカで誕生したこの性格診断は、たった4つの視点(軸)をもとに、私たち一人ひとりの思考や行動の“くせ”を読み解こうとするものなんです。
最近ではSNSや動画サイトでも話題になっていて、「自分のタイプはどれだろう?」と気になる方が急増中。
たとえば「INFJ」や「ESTP」といった英字4文字で性格を表す形式は、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
2-1-2. MBTIを構成する4つの視点とは?
ここでMBTIを構成する4つの軸を簡単にご紹介します。
- 外向(E)or 内向(I):エネルギーを外から得るか、内から得るか
- 感覚(S)or 直感(N):現実的な情報を重視するか、未来の可能性に目を向けるか
- 思考(T)or 感情(F):論理で判断するか、気持ちで判断するか
- 判断(J)or 知覚(P):計画的に進めたいか、柔軟に進めたいか
これらの組み合わせで16タイプが導き出されます。
「自分が何タイプかを知るだけで、自分の“得意”や“苦手”が見えてくる」と言われています。
2-2. MBTIはなぜ人気?その背景にある“共感”と“納得感”
2-2-1. 若者やSNS世代が熱中する理由
MBTIが日本でここまで注目されるようになったのは、実はSNSとの相性の良さが一因です。
「推しのMBTIを予想してみた!」という投稿や、「同じタイプの人あるある」みたいなコンテンツが、X(旧Twitter)やTikTokで人気を集めています。
特に10~30代の利用者が増えており、自分や他人を“ちょっと深く理解できる気がする”という自己認識の楽しさがウケているようです。
無料で診断できるサイトとしては、16Personalities(日本語対応)がとても有名ですね。
2-3. 注意点もある!MBTIは「占い」じゃない
2-3-1. 本気で信じすぎるのはちょっと危険
ここでちょっと立ち止まっておきたいのが、MBTIを「絶対的な性格判断」とは捉えないことです。
これはあくまでも、自分の傾向を知るためのひとつの“ツール”。
診断結果が「あなたはこのタイプです」と出たからといって、必ずそうでなければならない、なんてことはありません。
さらに、MBTIは心理テストではありますが、学術的に完全に保証された理論ではないという点も理解しておくべきでしょう。
実際に心理学の研究者の中には、MBTIの妥当性に懐疑的な意見を持つ人もいます。
とはいえ、自分の考え方の傾向や、他人との違いを見つめる“きっかけ”としては十分に有用。
「知ること」でコミュニケーションが円滑になるなら、使い方次第で大きな味方になるツールと言えます。
3. 長嶋茂雄さんをMBTIで考察してみた
3-1. もしMBTIで診断したら?長嶋茂雄さんの候補タイプ
3-1-1. ENTP:情熱あふれる“アイデア型”の可能性
まず候補として挙げたいのが、ENTP(討論者タイプ)です。
このタイプは、とにかく好奇心旺盛で、常に新しいことにワクワクしながら挑戦する“ひらめき人間”。
長嶋さんは選手時代から、理論よりも感覚派のプレーヤー。
試合中に突然ノーステップ打法を披露したり、プレーで観客を驚かせる場面が多かったんです。
「ミスターは理屈じゃない、感覚で魅せるタイプ」と語る元チームメイトの声もあり、直感(N)+外向性(E)を強く感じさせますね。
3-1-2. ESFP:ステージ上が大好きな“エンターテイナー”型
もうひとつ有力なのが、ESFP(エンターテイナー型)。
このタイプは、「今この瞬間」を楽しむことに全力を注ぐ、まさに“生きる舞台人”です。
CM、テレビ、球場…どこでも絵になる存在感。
その場を明るくする天性のキャラクターは、まさにESFPの特徴そのものです。
人前で話すのが苦ではなく、むしろ楽しんでしまう。
時に“天然”とも言われるような発言や行動も、このタイプによくある愛嬌のひとつ。
3-1-3. ESTJ:チームを引っ張る“責任感型リーダー”
監督としての姿に焦点を当てると、ESTJ(幹部型)も候補になります。
このタイプは「ルールと秩序を重んじ、責任を持って物事を進める」タイプです。
長嶋さんは選手への信頼を大切にしながらも、「プロである以上、結果がすべて」という厳しさを持っていました。
チームを引っ張る存在として、規律と実行力も兼ね備えていた点は、まさにESTJらしさがにじんでいます。
ただし、「緻密な戦術」より「直感的な采配」が目立ったため、ENTPやESFPと比較すると少し優先順位は下がるかもしれません。
3-2. 私たちは“どのタイプ”の長嶋さんを記憶しているのか?
3-2-1. タイプによって印象が変わるのもMBTIの面白さ
ここでお伝えしたいのが、人によって長嶋さんの“見え方”が異なるという点です。
試合を観ていた人は「豪快なスター!」と捉え、
監督時代を知る人は「熱血指導者!」という印象を持っているはず。
また、バラエティ番組やインタビューで見せた“おちゃめな素顔”に惹かれた方も多いでしょう。
このように、一人の人物に対して複数のMBTIタイプが候補に挙がるのはよくあることで、
視点や経験によってタイプの見え方が変わるのがMBTIの興味深いところなんです。
4. 証言・名言・エピソードから読み解くMBTIタイプ
4-1. 名言の“熱”ににじみ出る感情と直感
4-1-1. 「失敗は成功のマザー」ってどういうこと!?
長嶋茂雄さんの名言といえば、「失敗は成功のマザー」が有名ですね。
この独特すぎる言い回し、実は英語の “Failure is the mother of success” を直訳しようとしてうっかりミスしてしまったとも言われています。
ただ、言ってしまえばそのまま本人のキャラクターを象徴するような一言。
「なんとなくでも伝わる熱量」と、言葉よりも雰囲気で相手を惹きつける魅力は、まさに直感(N)×感情(F)の組み合わせ。
このタイプの人は「まず伝えたい!」という気持ちが言葉より先に立つことが多いので、ESFPやENFPの気質を感じさせます。
4-2. 選手との関わりに見る“外向型”と“感情型”の顔
4-2-1. 選手の名前を間違えてもフォロー力が神
監督時代、若手選手の名前を度忘れして「おまえ、頑張ってるな!」と声をかけたという逸話があります。
普通なら気まずいところですが、長嶋さんが言うと、なぜか「すごく気にかけてくれてる気がした」という選手の証言も。
感情型(F)の人に多いのが、“空気”を読む力です。
言葉が多少ズレていても、相手の気持ちをキャッチして自然にポジティブに変えてしまう。
これこそが長嶋さんらしさであり、多くの選手から慕われた理由の一つです。
4-3. 感覚派か?直感派か?采配から見えるヒント
4-3-1. データよりフィーリング!?長嶋采配の真骨頂
当時の報道や証言を紐解くと、長嶋さんはあまり細かいデータや理詰めで采配をするタイプではなかったようです。
むしろ、「この選手、今日は打ちそうだ」といった直感的な判断が多かったとか。
これはまさに直感型(N)×知覚型(P)の特徴!
「計画」よりも「流れ」で動くタイプで、試合の空気感を大事にする一方、うまくいかないときは“勢い”が裏目に出ることもあったそうです。
ただし、こうした“人間らしさ”こそ、今も語り継がれる所以(ゆえん)かもしれませんね。
5. MBTIタイプ別・長嶋さんの魅力の感じ方
5-1. MBTIタイプで分かれる“心に響くポイント”
5-1-1. 感情型(F)の人にとっての長嶋さん
感情型(F)の方は、人柄や言葉の温度に敏感なタイプ。
長嶋茂雄さんの、ちょっぴり天然で人懐っこい発言や、選手を信じて見守る姿勢に「ああ、こういう人の下で頑張りたいな」と感じる傾向があります。
実際、選手時代にも監督時代にも「人間味があふれていた」という証言は多く、Fタイプの心には強く響く存在だったのではないでしょうか。
5-1-2. 思考型(T)の人にとっての長嶋さん
一方、論理を重視する思考型(T)の人から見ると、長嶋さんの“フィーリング采配”には疑問符がつくこともあるかもしれません。
ただし、Tタイプの中にも「カリスマ性」や「人を動かす力」に惹かれるタイプは多くいます。
特にENTJやINTJといったリーダー志向のTタイプにとっては、「結果を出し続けた存在」として尊敬の対象になりやすいでしょう。
5-2. 外向型・内向型によっても“見方”は違う
5-2-1. 外向型(E)の人が感じる“親しみ”
外向型の人たちは、人との関わりを重視する傾向があるので、長嶋さんの社交性・明るさ・メディア露出にポジティブな印象を持ちやすいです。
テレビやイベントでの姿に「この人、エネルギーに満ちてるな!」と親近感を覚える人が多かったのではないでしょうか。
5-2-2. 内向型(I)の人が感じる“憧れ”と距離感
内向型の人から見ると、長嶋さんはまさに“外の世界で活躍する理想像”に映るかもしれません。
だからこそ、「自分にはできないけど、ああなれたらいいな」と憧れの対象として見ていた方も多いはず。
行動力やひらめきを自然に発揮するその姿は、Iタイプにとって刺激的だったに違いありません。
6. あなたはどう思う?SNSでタイプを予想してみよう
6-1. 「私はこのタイプだと思う!」を投稿してみよう
6-1-1. あなたの視点が、次の考察を生む!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
いろいろなMBTIタイプを紹介してきましたが、最終的に「あなたはどう感じたか?」が一番大切なんです。
あなたが思う長嶋茂雄さんのMBTIタイプを、ぜひSNSでシェアしてみてください!
たとえば、こんなふうに投稿できますよ。
#長嶋茂雄 #MBTI考察
長嶋さんは絶対ESFPでしょ!フィールドで輝く天才タイプ🔥
#MBTI診断 #性格タイプ #野球レジェンド
このような投稿をきっかけに、他のファンやMBTI好きとつながれるチャンスも!
「自分の視点が話題になる」って、ちょっとワクワクしませんか?
6-2. 他のレジェンドたちのMBTIも考察してみよう
6-2-1. 王貞治・イチロー・大谷翔平…MBTI目線で見る野球界
長嶋さんだけでなく、野球界にはMBTI的に面白い人物がたくさんいます。
たとえば…
- 王貞治さん:内に燃える情熱型? INFJの可能性も!?
- イチローさん:超ストイックなISTJ型?それともINTPかも?
- 大谷翔平さん:まさに次世代ENTP!自由と理想を追うハイブリッド型!
このように、MBTIを使えばスポーツの見方もぐっと深まります。
人間の“内面”に触れながら野球を見るという、ちょっと新しい楽しみ方、始めてみませんか?
7. まとめ:MBTIで見つける長嶋茂雄さんの“もうひとつの顔”
7-1. 長嶋茂雄さんをMBTIで読み解く意味とは?
7-1-1. レジェンドを「記録」だけじゃなく「気質」でも見つめ直す
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!
この記事では、日本野球界のレジェンド・長嶋茂雄さんを、ちょっと変わった視点――MBTI(性格タイプ)から読み解いてみました。
プレースタイル、監督としての采配、名言やエピソード。
それらをMBTIのレンズで見つめ直すことで、「数字では測れない人間らしさ」が見えてきたのではないでしょうか。
7-2. 正解はない。でも“気づき”はある
7-2-1. あなた自身と長嶋さんの「共通点」も見つかるかも
繰り返しますが、MBTI診断には「正解」はありません。
けれど、自分が「この人はENTPっぽい」と感じた時、そこに自分自身の価値観や憧れが投影されていることも多いんです。
もしかすると、長嶋さんの“感覚的で情熱的な姿”に自分を重ねた人もいるかもしれませんし、
逆に「自分にはないけど、こんなリーダーに憧れる!」という視点を持った方もいたかもしれません。
つまり、MBTIを通じて見えるのは“相手の個性”だけでなく、“自分の感性”でもあるということなんですね。
7-3. そして、野球の見方がちょっと変わる
7-3-1. 人を数字や戦績だけで語らない目を持つ
スポーツの世界では、どうしても「打率」や「勝敗」といった数字が主役になります。
でも今回のように、人物の性格や振る舞いに注目してみることで、「なぜその人が愛されたのか?」がもっと深く見えてきます。
これから野球を観る時、きっと「この選手、どんなMBTIなんだろう?」と考えたくなるはず。
そんなふうに、野球の楽しみ方がほんの少しだけ変わったら、この記事を書いた意味があったと思います。
さて、あなたは長嶋茂雄さんをどのタイプだと思いますか?
その答えは、あなたの感性の中にあります。